R OBINSON NEWS  2009
2009年「知床・流氷ダイビング情報」part1!!・・・2009.2.17


弊社WEB NEWS「2007年流氷見聞録」でも紹介致しておりましたが、今年の流氷もその性質が似ている傾向にあります。毎日が目まぐるしく変わる「日替わり流氷」そんな言葉を使って2007年度は紹介しておりました。

先週(2/11〜15)本年度初の「流氷ダイビング」が知床で開催されました。
10日〜11日は流氷本体も接岸し始め大きなパックアイス(浮き氷)の固まりが海岸付近を覆っておりましたが、またもや一日にして12日は2km沖合に去り、完全開氷面状態!気温が高くこの時期にしては珍しい+1℃前後、風も沖出し、まるで春の訪れを迎えるかのようでした。13日も同様の穏やかな知床の海。一転14日は地吹雪模様の大荒れの天気でしたが、午後から回復でダイビングは無事終了。
昨年の同時期には完全結氷しており、迫力ある流氷帯であったのです。※昨年同時期参考記事


流氷の勢力拡大には3つの要素が必要と言われております。一つ目は「気温の低下」この時期いつもなら軽く氷点下10℃を連日越えているのが、今年はこれがない。二つ目は強い冬型の気圧配置(西高東低)による「大陸からの寒気団(-50℃にも及ぶ)風」の発生。「シベリア降ろし」と言われる強い冷たい北西風は遠くサハリンからの流氷帯を成長させながらオホーツク海を南下させます。今年はその気圧配置が弱く続かない(ころころ天気が変わる)!最後は「水温」。海水は-1.8℃になると凍り始めるそうです。現在、知床の海の水温は0℃前後と少し高めでしょうか・・・
そんな要素が重なって流氷が成長すると言われております。
従ってその条件が一つ二つ欠けるだけでも流氷帯は弱体化して完全結氷には至りません。そうなると冒頭のよう気象変化によって流氷が着岸したり離岸したりの繰り返し、そして「日替わり流氷」と呼ばれるような状態になってしまうのです。その変化によってダイビングスタイルを変えて臨むのも「流氷ダイビング」の妙と言えるのかもしれませんね・・・・・・・・・「流氷は生き物」と思ってます・・・

2/16日北海道新聞夕刊に流氷ダイビングのニュースが載っておりました。
知人の茂記者の写真と記事です。撮影はウトロで11日のものです。写真の秀逸さもさることながら、まさに結氷していないパックアイスの群れを見事に捉えております。
きっとエントリー&エキジットは大変だったでしょう・・・

昨日から本日にかけてサハリンは猛吹雪だそうです。強い北西の風に乗って勢力を増した流氷帯が近づくことを祈っております。「気温よ下がれ〜」ですね(笑)
さて、今週はどんな流氷条件になりますか〜乞うご期待下さい。





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