R OBINSON NEWS2007.3月 Part1


2007年今年も無事に流氷ダイビングが終了致しました。
暖冬異変と言われる本年、北海道も例外に及ばず厳寒期にもかかわらず気温が高めで、降雪量も少な目でした。本来であれば一月末より遠くサハリンより押し寄せてきた流氷帯は 冬特有の大陸寒気団から吹き下ろす冷たい北風によって成長、オホーツクの沿岸に結氷となって押し寄せるはずなのに今年はそのパワーが無い!押し寄せては来るのだが、気温が高いので完全結氷に至らないのだ。浮き氷の状態なので、風向き一つで簡単に移動、しかもいつもなら流氷の上を歩いてポイントまで行けるのだが、今年は全くそれが出来ない。こんな事は近年無いことだ。昨年は3月早々に流氷帯が去り海開け宣言が出ている。これまた異例のケースなのだ。
最近、流氷のメカニズムの何かが狂ってきている。地球温暖化の影響がこんな極地だと如実に感じてしまうのも特徴だ。


完全結氷していない時の流氷ダイビングはダイバーの安全面や運営にも大きな影響が出ます。アイスパックとよばれる流氷の固まりが常に動いてますのでエントリー・エキジットポイントの見極めは一番の難しさです。さっきエントリーしたホールが次にはもうなくなってしまう可能性もあるのですから(笑)流氷にダイバーが挟まれると言う危険性も出てきます。荒天による影響も受けやすく!そんな時はまさに海岸から見ているとまるで雪原が地震のごとく動いているようにも見えます。ましてやタンクやウエイトの運搬及びお客様の移動は困難を極め、岸よりの一部に限定されてしまうのです。今年はそんなこともありまして滅多に移動しないポイントを何度か変えざるを得なかったことも大きな特徴でした。


唯メリットもあります。我々がいつもなら海開け寸前の春の海に楽しむ流氷ダイビング状態なのです。沖出しの風が軽く吹いている時などは岸側が開表面になるのでエントリーがし易く水面移動で流氷帯へ接近!そして流氷下をダイビングで充分楽しむことが出来ます。今回もそんなコンデションに何度か遭遇!これはラッキーでした。よく流氷は「生き物だ」と言われてきましたが、まさに言い得て妙。なかなか状況を読むことの困難な日替わり流氷!そんな実感の2007年でした。


続く





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