R OBINSON NEWS  2006.6.16

水中写真家サミー氏「61年目のパラオ・海底の英霊たち」写真展

パラオ共和国大統領とサミー氏 ・・写真展にて

我が旧知の友である水中写真家サミー氏の写真展が千葉県にて6/13〜18日まで開催されると聞きつけ!懐かしの旧友との再会とお手伝いを兼ねて千葉県市川市まで駆けつけてまいりました。

「61年目のパラオ・海底の英霊たち」というタイトルで太平洋戦争時にパラオ共和国で沈んだ旧帝国陸海軍の戦没船と戦没航空機にスポットを当てた写真展。
2002年より今年にかけて撮影された秀作揃いの写真の数々。過去海中風景の美や珍しさを追い求めていた水中写真家の彼がこのような歴史的遺物を撮影するようになったいきさつは、パラオを撮影のために訪れている際に機会を得て大統領と一緒に、あるポイントを潜ったのがきっかけだった。その時に目にしたのが、旧日本軍の無惨にも朽ち果てた艦船や航空機がパラオの海底に誰からも注目されないで取り残されている。彼はその時にこれらの鉄くずと化した英霊たちの姿と戦争の歴史的背景に衝撃を受け自分のライフワークとして撮影する決心をしたと語る。

突然の空襲を受け一発の砲弾も発射しないまま沈没してしまった戦艦、そして、船内に残された当時の兵隊たちの生活を忍ばせる生活用品の数々。偵察中撃墜された飛行機が今尚 水中にひっそりとたたずむ姿。そして当時の様子を詳細に調べ上げた説明文等々。一枚の写真から伝わってくる当時の様子は深く感銘を受ける。涙を流して魅入っているお年寄りの姿もありました。観る者にこれだけの訴求力ある写真なのである。
写真展の合間を縫ってテレビ出演はもとより、ラジオのトーク番組等、パーティー等全てに同行させていただいた。
「戦後、平和な日本で幸せに過ごせる我々の日常生活はこのような名もなく、誰にも知られずに玉砕していった日本人の犠牲の上に成り立っていることを忘れてはならない。そんな名も無き英霊たちに光を当てたい。」と彼は語る。彼の熱い語り口調にはこの写真展にかける強い心意気と使命感を感じさせる。まさに我が後輩ながら尊敬に値する人物である。さらに驚くべき事に6/15日にそんな写真展の舞台となったパラオ共和国の大統領が写真展に直々に御訪問された。ダイバーとしてまた親日家の大統領自身の「彼の写真展が日本とパラオの親善の架け橋となることを祈念します。」とお言葉を頂いた事はサミー氏はもとより日本人として嬉しい限りであろう。
年内にはこの全てを網羅した写真集が発売される予定であることも付け加えておきます。

最後にきっとこれを見ているサミー!「まずは写真展、ご成功おめでとう御座います。そして体に気を付けてさらなる写真家活動に従事してください。」

 
M.Imai




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