R OBINSON NEWS2004.3月下旬

知床物語
・・早春・・

 
3月下旬、長い冬の終わりを告げるように、海を覆い尽くした流氷帯は結氷が緩み遠く沖合に去り、
閉ざされた海が顔を出し、取り残された流氷の固まりが所々に浮かぶ、春の陽光に照らし出され、溶け始めた流氷の一生の終わり。まもなく海開け。いよいよ知床にも遅い春が訪れる。
海中にも穏やかな日差しが差し込み、太陽光と気温が様々な氷のオブジェを創り出す。水中生物が色合い増すのもこの時期だ。栄養分に富んだ流氷の溶け出した水は水中生物の活動に拍車を掛ける。

抜けるような青い空の下、知床連山のすそ野に広がる広大な自然はヤナギが芽を吹き、雪の下ではフキノトウが芽を出していた。雪解け水で川は勢いを増し、白一色の世界が確実に新緑の世界へ移り変わる時期。そんな春の訪れを待ちわびたようにエゾシカ達が芽をはむ。野生動物たちも心なしか穏やかな表情に変わっているように思える。

知床の大自然は長い冬眠から目を覚ましいよいよ動き始めた。


知床の海中

知床の陸上






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