氷なぜ?なぜ?知識

流氷の成長

海が凍るときは、池の氷のように一枚の氷が初めからできるのではない。まず初めに、小さい氷の結晶が海の表面近くにたくさんできる。この氷、つまり「氷晶」は、降ってくる雪の結晶と同じ形で、六角花、針状、角板状などである。波がなければこれらの氷晶は静かに成長し、互いにからまり合って薄い氷板をつくる。波の動きがあると、それにゆられているうちに、氷晶の集まりは波の波長のほぼ半分の大きさに分割されていく。揺れ動く間に互いにぶつかりあって、ふちが少しまくれた丸い形になる。この氷を「蓮葉氷」という。これは氷といっても小さい氷晶の集合体なので、やわらかく、指で押すとすぐに穴があくほどである。蓮葉氷の大きさは直径50cmにもなることがある。波の方は、この蓮葉氷のため静められる。蓮葉氷と蓮葉氷との間にも氷ができ、やがて固い厚い氷板へと成長する。

初期の頃の蓮葉氷

結氷後の接岸流氷