R OBINSON NEWS  2009
過去10年「流氷ダイビング」データー・・・2009.1月


流氷ダイビングシーズンインを前にして、様々な方から聞かれることは「今年の流氷はどうでしょうか〜?」過去、多くのお客様を知床にお迎えしての流氷ダイビング、今年もご参加を計画のショップ様やお客様にとって流氷の状況を気にするのは当たり前のことと存じます。
私共も長年「流氷ダイビング」を生業としているプロとして出来るだけ正確にお答えしたいのですが、こればっかりは神のみぞ知るところ。しかしながら年々流氷の勢力は弱まっているのは事実です。特に最近のCO2排出による地球温暖化傾向が様々な学者や専門家によって研究されその危険化傾向が各メディアや文献によって明らかにされております。近年の異常気象は勿論のこと、地球の温暖化の影響で北極海の氷が薄くなり、氷が覆う範囲も狭くなってきている現実もあります。いずれ流氷の南限地と言われるオホーツク海にも流氷はやってこなくなる可能性も危惧されております。
私共は専門家でも学者でもありませんが、「流氷ダイビング」という切り口なら、 過去データーを紐解き、傾向を調べることは可能かも?とネット上の情報等と合わせて調査してみました。結果、非常に興味深い事実も分かりました。
最近の流氷勢力の弱体化は地域的な気象現象だけに止まらず。地球的な気温変化と密接な関係があると思われる傾向です。
そんなことは当たり前と思われる方も多いと存じますが、地球規模の平均温度の推移が分かれば流氷状況もある程度予測が立つかもしれません。以下ご覧下さい。




ウィキペディア地球温暖化掲載図

上図は1998年から始まる最近10年間の月間地球表面気温変化 (水平線は 0.2 ℃間隔)。 NASA GISS による観測結果で青線が測候所、赤線が衛星観測による海表面気温を含む気温指数。太線は12ヶ月中心移動平均法による季節調整値
詳しくは「ウィキペディア地球温暖化」をご覧下さい。

さて、このグラフをロビンソンが過去に実施致しました流氷ダイビングのデーターに当てはめてみますと興味深いことが分かりました。
また過去流氷初日と流氷終日データーは第一管区海上保安本部「海氷情報センター」より抜粋して掲載致しました。



地球平均気温の推移と流氷ダイビング

流氷ダイビング状況はある程度、私感も否めませんが、その年の大まかな流氷状況を現しております。やはりと言いましょうか、完全結氷となり本格的な△ホールを利用した流氷ダイビングが出来ているのは地球的平均気温の低い年であり、逆に早々と3月に「海開け宣言」が出て流氷が去ってしまった年は平均気温の高い数値を示している年である傾向があります。
特に印象深いのは2001年の分厚い迫力ある流氷帯(厚さ約1.5m程、ホール開けに苦労しました)だった年と2002年・2006年の3月にはもう流氷が無くなってしまった年の事です。2007 年は一度も結氷しませんでした。(△ホールダイビング一度も無し)
昨年(2008年)は逆に3月から完全結氷していたことは記憶に新しいところです。
また、グラフよりここ数年平均気温の山と谷が1〜1.5年毎に繰り返しやってきております。そうなると2009年辺りに山がやってきます。(あくまで推測です)そうなるとあまり嬉しくないことに今年は温暖化傾向にあると推測されます。ここ数日間の気温の推移と流氷初日に注目ですね!!

勿論、科学的根拠に欠けると言われればそれまでですし、それでどうだと言う話でも御座いません。あくまで私見によものであるとご理解下さい。
しかしながら知床の素晴らしい大自然の源となる流氷が弱体化してゆき、多くの異常気象をもたらす地球温暖化傾向が人災であるとすれば、我々地球人として決して見過ごすことは出来ません。微力ながらも今後も「流氷ダイビング」という切り口でそんな現状を訴え続けて参りたいと存じます。ご理解を賜ればと存じます。
さて、2009年度流氷はどんな姿を見せてくれるのか?楽しみです〜♪2009.1.17




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